コンピューターが起動しない状態でも、「システム回復オプション」を起動することで、コマンドプロンプトを利用してUSBメモリーや外付けHDDなどにデータをバックアップすることができます。
システム回復オプションのコマンドプロンプトでデータをバックアップする手順は以下のとおりです。
システム回復オプションを起動する
「システム回復オプション」はリカバリーDVDまたはHDDから起動することができます。
ここでは、リカバリーDVDを使っています。
また、例として、「Users1」というユーザーアカウントのデスクトップに保存されている「test」ファイルを、USBメモリーにバックアップする方法について説明しています。
下記手順で使用している画面はWindows Vistaのものです。
1DVDからコンピューターが起動するように、BIOSで起動に使用するドライブの優先順位を変更します。
手順については、ユーザーズマニュアルをご確認ください。
お使いのコンピューターに「PCお役立ちナビ」がインストールされている場合、ユーザーズマニュアルはPCお役立ちナビから参照できます。
ユーザーズマニュアルは当社ダウンロードページからもダウンロードすることができます。
※一部、ユーザーズマニュアルをご提供できない機種がございます。
2リカバリーDVDを光ディスクドライブ(DVDメディアが読み込めるドライブ)にセットして、リカバリーDVDから起動します。
3コンピューター起動時に「Press any key to boot from CD or DVD...」と表示されるので、任意のキーを押します。
4「windows is loading files...」と表示されるので、画面が切り替わるまでしばらく待ちます。
5以下のいずれかの手順を実行します。
Windows Vistaの場合
5-1「システム回復オプション」画面が表示されるので、[キーボード レイアウトを選択してください]で[日本語]が選択されていることを確認して[次へ]をクリックします。
5-2「修復するオペレーティング システムを選択し、[次へ]をクリックしてください。」と表示されるので、[オペレーティング システム]から[Microsoft Windows Vista]を選択して[次へ]をクリックします。
Windows 7の場合
5-1「システム回復オプション」画面が表示されるので、[キーボード 入力方式を選択してください]で[Microsoft IME]が選択されていることを確認して[次へ]をクリックします。
5-2「Windows の起動に伴う問題の修復用の回復ツールを使用します。修復するオペレーティングシステムを選択してください。」を選択し、[オペレーティング システム]から[Windows 7]を選択して[次へ]をクリックします。
6「回復ツールを選択してください」と表示されるので、[コマンド プロンプト]を選択します。
7コマンドプロンプトが起動するので、「notepad」と入力して「Enter」キーを押します。
8メモ帳が起動するので、[ファイル]-[名前を付けて保存]を選択します。
9「名前を付けて保存」画面が表示されるので、[ファイルの種類]より[すべてのファイル]を選択します。
10[保存する場所]より[C:¥ユーザー¥Users1¥デスクトップ]を選択します。「test」ファイルを右クリックして、表示されるメニューより[コピー]を選択します。
11USBメモリーをコンピューターに接続します。
12[保存する場所]よりUSBメモリーを選択します。画面中央の白い部分で右クリックして、表示されるメニューより[貼り付け]を選択します。
「test」ファイルがコピーされます。
13「名前をつけて保存」画面の[キャンセル]をクリックします。
14メモ帳に戻るので、画面右上の[×](閉じるボタン)をクリックします。
15コマンドプロンプトに戻るので、画面右上の[×](閉じるボタン)をクリックします。
16「システム回復オプション」画面に戻ります。これでデータをバックアップする手順は完了です。
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